組合事業の目標

この木材乾燥設備の拠点化構想は、国の森林・林業再生プランや、公共建築物木材利用促進法の施行など、国産材(地域材)利用促進に向けた気運が高まっているなか、庄内地域の豊富で優良なスギ材を、バイオマスボイラーでの環境に配慮した、最新設備の人工乾燥による、高品質な木材製品を安定して供給してゆくことを目的に、庄内地域素材生産、木材・製材事業者11社が横の連絡を密にしながら、地域木材関連事業の振興発展並びに、高品質な木製品の需給円滑化に貢献致したく、協同組合を設立し、乾燥・高次加工事業を開始したところです。どうぞ今後共一層のご支援・ご協力を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

(目的)

資源である地域材活用促進による地域経済安定、産業・雇用創出の具体化に向けた循環型地域振興体制の構築

(方策)

乾燥した高品質で寸法精度の高い製品の安定供給
乾燥材生産の蒸気、熱発生ボイラー燃料を100%木質燃料化

木質燃料利用の現況

製材加工で発生:粉砕木皮、端材、背板(チップ含む)

モルダー(カンナがけ)加工:モルダーくず

支障木、林地残材、虫害材等の搬入される物

【循環型形成による地域の再生を図る】

CO2削減・里山環境改善整備による地域生活環境維持。

燃え殻、灰については土壌の中和用材、灰汁によるアクぬき等で利用。廃棄物ゼロが可能。

【森林から加工、製品利用、植林の循環フローチャート】

【森林から加工、製品利用、植林の循環フローチャート】

循環による、伐採、製材加工、住宅建築、植林・育林での雇用の創出及び、建設、リフォーム等での技能者、各事業所等地域産業、経済活動の安定循環を形成

乾燥時発生の蒸気、熱利用による、発電、農業ハウス、養殖への供給体制の具体化